butterflytakaji’s blog

道楽であるシーズン中の撮影とオフのモンハンの繰り言

私的な画像質感論

質感: (texture) は、モノの表面、手触りなどを指す概念である。本来は織物の質感を意味する

とある

静物写真の場合、金属の表面のざらつき

又は滑らかさ

若しくは凹凸、光沢(非光沢)、それらを

忠実に再現した画像が質感のある

写真であると思っている

質感への基本的な撮影アプローチは、

情緒的かつ抽象的に言えば

細かく丁寧に(精密)に撮る

精密に撮ると言う事は

まずは解像感、それにライティング

この表裏一体無くして 質感と言う

表現は無理だと考える

f:id:butterflytakaji:20200826163703j:image

f:id:butterflytakaji:20200826163717j:image

ならば、まずは、解像感から

 

焦点の正しい結像(ピントの山を捉える)

そのピントの山からの

絞りの変化による、被写界深度の深さの理解

それに伴い絞りを小絞りにした場合の

限界被写界深度

各レンズにおける回析による不鮮明さの理解

センサー面に対しての被写体の

正対性による被写界深度の浅深度

意識的なライティング(光による反射の強弱、色彩の濃淡と飽和)による

凹凸や陰影の雰囲気、色彩の再現

技術的な面は取り敢えず

こんな物だと思う

これを野外の生き物でやるとなると

中々に難かしい

僕の場合蝶であるが

活発な活動期には中々にチャンスは無く

それでも、

不活発な気温、天候、状態(羽化直後であるとか、その後の翅を伸ばす行為中であるとか)

そう言うチャンスに出くわす事は多々あるし

野外での要諦は自分勝手な時間で撮らず

そう言った不活発な場合を狙って動くという事

それと共にフィールドに

何日滞在できるかにもかかって来る。

偶然の中での質感描写は成り難く

ある程度の忍耐と滞在日数と早起きと

撮れそうな種の生態知識等を踏まえた

限り無く必然に近い心構えとアプローチで

撮れる確率が上がって来ると考えている

ようは、蝶にどれだけ合わせられるか

待ちつづけられるか(笑

f:id:butterflytakaji:20200826163739j:image

f:id:butterflytakaji:20200826163750j:image

質感の実践

その1  キッチリとフォーカスを合わせる

細かく言えば被写界深度内の合集

じゃなく、山を捉えるジャストなフォーカス

 

その2  兎に角、被写体との並行、これに

小絞り(解析が出ない範囲の最小絞り)を

加味して深い被写界深度を実現する

 

その3  ブレは風による被写体ブレも含め

手ブレ、上体ブレによる軽微なブレも厳禁

機材の手ブレ補正を過信しない

制約が無ければ三脚と手ブレ補正の併用

 

で、ここまで出来てそもそも

序の口と言うか此処からがまた難しい

光(ライティング)を活用する事

今度は凹凸の質感よりも大切な

色彩の再現性に関わってくるからである

その1.主の被写体(僕の場合蝶)の

適正な露出

画像全体の露出の適正さじゃなく

あくまでも全体の何分の一かを占める

蝶のみの正確な適正

EVFだと視認できるから先ずは

肉眼との差を補正によって近付ける

それがやれるようになれば

次に記憶色の為の光の位置を変えて

色の変化を確認して行く

(一例として裏面の複雑な色の再現は

透過してしまう逆光で撮ると色味が出ないとか

鱗粉の厚い?種だと逆に逆光で透過しないから順光より白トビしない等しかし、これも種や光の上体によって千差万別なので一概に公式化はほぼ無理)

最初は逆光、斜め光、サイド光、順光などの

光の大まかな捉え方で実践して(それに伴う太陽、曇り空の照度の違いの位置の確認)

次に各種の逆、順、斜、横等の

大まかな光の中での

個々の反射の角度、太陽の高さやその時の光の粒子(大袈裟、笑)の降り注ぎ、屈折、角度を

考えていく(感じる)、さらに、鱗粉の密度と反射やプリズムを見極められるような実践経験

(例で言うとツバメ♀、クロツバメシジミ等の翅表面の光の角度によるプリズムの出現、これ等は反射だけじゃ無く鱗粉の密度にも関係してくる事なので、だんだん翅が劣化して鱗粉の層が薄くなるとどう角度を弄ってもプリズムは淡く、最悪、出現しない)

ここまでの光と鱗粉の反射とかを考えても

種を限定してると中々撮れないし

日数ばかりが経過するから

基本僕は光を第一義に考えて

選んだ光に来る蝶、種はなんでもウェルカム

の考えで近年はやってる

f:id:butterflytakaji:20200826163824j:image

で、無理やり纏めると質感とは

蝶で言うならば縁毛が分離し翅脈が浮かび

目から翅全体がシャープで

色再現も整った状態の画像かなと

思ってる

 

ちゃんちゃん!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実はアゲハ類が好きだったりする

f:id:butterflytakaji:20200809154709j:image

f:id:butterflytakaji:20200804015247j:image

(何故か夏型なのに春型みたいなトーン&カラーの綺麗なタイプに1度は出会う : 石鎚山系にてミヤマ)

f:id:butterflytakaji:20200804015741j:image

(こちらはカラスアゲハ同じく石鎚山系にて)

 

風景撮影から蝶にシフトするキッカケは

メスアカミドリの卍飛翔なので

昔は、狂ったようにゼフィルスを追い求め

毎年年明けの3月辺りから

計画(結構ボンチョウメンの几帳面、笑)

を、練りに練り、餅か団子の如くにこねあげる

が、25〜26年も過ぎると

ゼフィルス熱も下火になり

(毎年必ず行くよ、行きます、行かねば、笑)

最近(5〜6年前から)

撮る、撮らないは別として

カラスアゲハ&ミヤマカラスアゲハのパトロールを春と夏に必ず実施するほど

何故か追ってしまうのである

f:id:butterflytakaji:20200804020505j:image

石鎚山系ミヤマカラス)

 

勿論ギフの季節のキアゲハもナミアゲハ

好きなのだけど(撮りたい、撮る)

やはり、

推しは前記2種の螺鈿細工系メタアゲハ

今年の春は感染症自粛の為の

ロケ空白の1ヶ月間があり、春型は

♀の時期に差し掛かっており

まぁ、しょうがなしと一旦は諦めた

が、しかし(笑

九州の知人にウスバシロを案内した時に

目の効くその知人が焚き火跡に

タムろってる、集団の2種を目ざとく

発見してからが大変!

あーた、個体の新鮮度もさる事ながら

薄曇りのライト状態が良いのか

肉眼でみた、ミヤマカラス、カラスアゲハの

中ではピカ1!

ガンガン2人で撮ってはみたが

昔のマイゼフィルス翅彩色狂想曲と

同じく、肉眼との差異が半端ない!

f:id:butterflytakaji:20200809034002j:image

蒜山にてミヤマカラス)

 

それからは、夏になったら

もう一度画を撮るのではなく

センサーと反射の具合の度合いを

テストしたくて、指折り数えて

夏型が出るのを待っていた(ネバっ!

で、

春も、夏も毎年実家で撮影してるのだけど

コロナの為、春先の帰省をやめてたから

春は自宅県の北部で、夏は帰省したので

友人のガイド日以外

毎日、パトロールと見つけて撮れるなら

作品と言うより、検証みたいな

塩梅でやってた。

で、カーブかシュートとみたいに変化球(誤魔化す、逃げるって事ね、笑)

で攻めるなら

露出をプラスに大幅に振る(しかしコレやると背景は光の国からやって来たウルトラマンならぬ、カラスアゲハorミヤマカラスアゲハになってしまう)

f:id:butterflytakaji:20200809034037j:image

石鎚山系カラスアゲハ)

 

で、直球ど真ん中勝負(正解ってことね、笑)

色々縛りはあるけど

曇天(暗めで気温低め)日陰(夏型吸水は春と違って、ほぼ日陰、温度が高いと日陰でも翅を閉じたまま)2つをクリアしたら

角度(フレーミング)は真上から潰す

(真上から地面と並行にセンサーを構える)

f:id:butterflytakaji:20200809034106j:image

(上斎原にて久々にズイコー300pro使ったけどワンポイントで使う分には最高の写り、もう1人撮られてたから完全ミラーは諦めて低速深度合成の練習を2.3枚した)

 

でもね、写真家の(誰が?俺が!、笑

性でやっぱ捻って地べた以外を入れようと

するのよねー、コレ

まっ、暇な方は試して見てみ

ナミミドリやメスアカやキリシマにも

通用するけど晴天ギラギラだとムズイよ。

と言う顛末にてチャンチャン。

 

 

 

 

 

 

アジサイ屋敷顛末

f:id:butterflytakaji:20200803181927j:image

そもそも事の発端は

1945年激化した東京の大空襲により

吉川熈を頼り岡山に疎開して来た柳行智が

紫陽花屋敷を吉川が買い取った際

屋敷と紫陽花の管理の為に住み込む事となる

現場は屋敷の坂の途中の

紫陽花の植え込みの中に

行智の切断された左手があり

屋敷裏手の杉の林内に焼け爛れた

左手の欠けた焼死体が発見されて

警察は他殺及び被害者を

紫陽花屋敷管理者の柳行智と断定した

f:id:butterflytakaji:20200803182303j:imagef:id:butterflytakaji:20200803182309j:imagef:id:butterflytakaji:20200803182338j:imagef:id:butterflytakaji:20200803182354j:image

(昭和45年発行日本猟奇事件凶器全集より

津山警察署保管の凶行の際に使われた

刃渡り53cmの鉈)

 

その後、その第一の殺人から時をおかず

小坂部村住人5人が次々と惨殺されると言う

大事件になり県警から新井警部補(磯川警部補は鬼首村(おにこうべむら)の温泉宿「亀の湯」に休暇滞在中→悪魔の手毬歌事件発生→解決後の移動中の為県警に戻っておらず)

が指揮を取る事となった。

また、金田一耕助は鬼首村で起きた事件の解決後弟の死に疑念を抱いた西屋の主人の依頼を受けて八つ墓村にゆく途中小坂部村に立ち寄るも

まだ事件は起きてなく、パトロンの吉川別宅(紫陽花屋敷)に一泊したのち山を二つ越えた八つ墓村へと。

f:id:butterflytakaji:20200803184305j:image

(亀の湯の女主人・青池リカがおりんに化けて金田一とすれ違った峠に行ってみた、現在鬼首村は廃村となり昔日を思い起こす建物も無い)

 

世に、もしもは無いけれど、もし八つ墓村事件が無ければ

金田一耕助はもう少し紫陽花屋敷に

滞在した筈で

滞在中に事件が起こることになり

事件も何らかの進展、若しくは解決したのでは

なかろうか?

結局、事情を知ると目されていた

下斎村在(しもいつきむら)の藤木良三が(当時48歳数え年)

近くの青原湖に入水自殺した事により

事件は迷宮入りとなり

80年余りが経過している。

f:id:butterflytakaji:20200803183202j:image

倉敷市真備町岡田在、井上一郎氏の祖父が

Y先生が疎開していた当時、ボサボサ頭の

黒いマントを羽織った細身の人が逗留した時

たまたま買ったばかりのアルコ35カメラで

撮影した金田一の帽子と下駄)

 

因みに横溝正史センセの金田一耕助モノは

中学時代に面白く読ませて頂き岡山→殺人と

くれば金田一耕助でしょ(笑

実はコレに由利麟太郎もかましてダブル

横溝探偵のすれ違いと未解決の顛末もやろうと思ったが、それやるとぜってー最後まで

読んでくれないだろうと端折った

(てか勿論スーパーフィクションだから。)

 

 

 

 

 

 

 

7月の徒然

f:id:butterflytakaji:20200722220234j:image

(夏と言えばクワ&カブ)

 

鬼滅の刃21巻は前巻の失敗も無く

すんなりAmazonから届いたらしく

(路上生活中なので自宅にいない)

帰って読めるのを楽しみに

篠突く雨にも負けず(大体が晴天の方が

苦手だけど、爆)毎日、愛機を濡らしながら

撮影に奮闘している風だけど、その実

温泉をより満喫する為に無駄に労力の消費を促しているだけである(笑

で、温泉(主に日帰り入浴可)なのだけど

是非一度は入って頂きたい温泉がある

その名も奥津花美人の湯!

奥津温泉街に(ここは美作三湯の一つであり藤原審爾の小説『秋津温泉』のモデルでもあり、はたまた歴代首相二人と棟方志功にも愛された

由緒ある温泉)

近年作られた日帰りスパなのだが

僕の日帰り温泉ベスト5の中でも

トップと言っても過言では無いほど

素敵な施設なのである

まず、シンプルで小洒落た内装と

高くて広い空間、2槽のそこそこ大きな

湯船と1槽の大きな湯船に(この楕円形の大きなお風呂がとても良い!)

ジャグジーとサウナ、そして止めは

同じ作りの風呂が1Fと2Fに各1ある、日替わりで男、女湯になる)

さらに、平日は絶対混まない(笑

料金¥740と少々お高いお値段なのだが

個人的には、損の無い価格だと

納得出来るほど良いお風呂。

f:id:butterflytakaji:20200722220338j:image

f:id:butterflytakaji:20200722220352j:image

(ヒメと名のつく2種、撮影が大儀になってくるとどちらかを撮って気分をリフレする

大切な種)

 

撮影の方は6月と同じく早起き出来ない

(しない)為に開翅は勿論、臨むべき事無く

狙いであるタテハも晴れ間が少なく

止めは例年下草なんぞ刈り上げてない

場所なのに綺麗さっぱり

高校球児の頭みたいに下草が

整理整頓されてるから、オカトラノオも茎だけに!

f:id:butterflytakaji:20200722220636j:image

(その頃例年より数が多かったオオヒカゲ)

 

しかし、腐ってばかりつぅのも

ジジイの繰り言みたいだし(実際ジジイだし繰り言だけど、笑)

前向きに、予定を立てて、

このままズルズルと路上の人化しても

大変なので、超迂回の順路ではあるが(毎年この大迂回を経て帰省する)

予定もなんとなくこなして

無事、実家に着く

チャンチャン

 

☆今回の狙いのタテハ☆

種名だと少なくはなったが、それは

ヒョウモンチョウ全体がそうなってるから

強いて希少種ではない(希少種ぽいウラギンスジも局地的で数もそんな多くないけど、北海道にはまだまだいるらしい)

で、ターゲットは、

ミドリヒョウモン雌の黒化型

それも普通の黒化型じゃ無くて

ほぼ異常系並みの色具合のやつ(主に中国地方の中国山地沿いと兵庫の一部らしいが、初めて見たのは何故か海沿いの花壇のムシトリナデシコでの訪花個体)

90年代は毎年見れてたのに

2000年代はミドリヒョウモンの個体数の

多い年だけ観れる感じになり

近年は全く見かけなくなった

気になり最後に撮影した年を調べたら

なんと2012年!

5年程前くらいな記憶なんだけど

調べて相当見て無い事に気づいて

今年懸命に探したけれど

ダメであった。

報文?論文?を書いてた淀江さんに

respectを込めて

僕は淀江スペシャルと呼んでた。

グリーンメタリック系とグレーメタ系があり

グレーの方が黒化度が高いように思う

f:id:butterflytakaji:20200722220733j:image

(この2012年に見た時も2日連続で見れたのだけど撮影は2日で3コマだけ、多分年間通して

魚眼1本縛りだったみたいね、アホかお前は、笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毎日ほぼ雨だけど暑くないから平気

今年の前半の空白を

必死こいて、取り戻すような活動内容だが

(何度も言って言い訳にしてる、笑

ヨルトシナミに勝てず)

撮れば撮る程クォリティが落ちて来て

(同じ場所に滞在してるから)

昨日の落ち度を本日修正する!の

繰り返しで、中々前に進めない

(前に進むという事がどう言う事かも分かってはいないが、笑)

カシワ林にいるのだから

当然ハヤシミドリなんだろうけど

連日の雨の粒の大きさと言ったら

あーた、風邪引いた時に垂れてくる

鼻水の如く(尾籠でごめんね)

下草に羽化直個体がいても

あーた、翅なんて開ける筈も無く

溺れそうになってるのを

わたくしがレスキューするありさ

それでも、誰も居ない独り占め状態の

フィールドにいるだけで、満足で

その満足に浸って黄昏てると

クォリティ、いや、撮るのさえ

どうでも良くなって来る奴だから

自分で喝を入れてないと

一日中ボーッとして

何処かの風呂へ行き、あー幸せで

終わってしまう(笑

そうは言っても満ちて来ないと

撮れないから(逆に言うと満ちると目の前

のなんでもが対象になるから)

ワザとボーッと2.3日スルーする時も

多々ある。

そんな中、雨さえ降らなければ

毎日来てくれる、羽化不全の義雄くん(仮名

雨は降っては居ないが強いて

何も撮る対象が無い時間に無聊を慰めて

頂き感謝、感謝のもひとつ感謝(てか、7月のキマルリ撮ったの久しぶりカモ)

f:id:butterflytakaji:20200715202540j:image

(毎日エールをくれる様に低い所まで来てくれたキマルリの義雄くん(仮名))

 

地元で2週間程やって

疲労の蓄積と多少の飽きも引きずっての

岡山入り。

狙いの対象はあるものの

ほぼ偶然味を持った種だし

それも雨だとアウトなので

2日程あった曇りと晴れ間は

大山まで行って空振りで

体調崩すなんてな

今日、この頃

それでも、幻の種が対象だと

いつもの撮れるまで帰らないルール

縛りだと

多分疲労困憊→救急車→入院

身も心も、ついでに財布もパンクに

なりかね無いので

スレた個体しか撮影した事が無い

オナガシジミにするか

はたまた

テリまで我慢できず

雌の白化で誤魔化してるクロシジミオスの

渾身の大作を撮るまでにするか(笑

その為に1日をさき、2種を探して

発生してる方にする事にした(雨は降ってるけどどうにかなると思って探す、笑)

結果、仲間内の情報では出てる筈の

クロシジミが一頭も見つからず

今日辺り出てんじゃ無い?的な

オナガの方が出てて、オナガシジミ

撮れたら一旦帰宅する事とした。

探索中にも目の高さにいたのだけど

雨が本降りになって、車にカメラ

置いていたので、取りに帰り、戻ると

案の定オナガは飛び去った後!

あーた、大きな雨粒は(霧雨、小雨辺りは良いのだけれど)ホント、蝶も僕もお互い

嫌になるわなぁー、ぜってー!

 

まあ、次の日3頭見つけて(マイポイントは

いつも1〜3頭くらいしか居ない)

その内の一頭が運良く撮れたので

出来は二の次で帰る事にした。

f:id:butterflytakaji:20200715202750j:image

オナガシジミの生息地で暑くもないのに

吸水しまくってたミヤマカラス夏型の

光一くん(仮名)

f:id:butterflytakaji:20200715203000j:image

(ならば、吸水中の光一くん(仮名)に負けじとチューチューしたのは、長年ウィダー党の

私めがころんだ(寝返る)アリナミンゼリー

元々アリナミンEXの常習者なので

コレ吸うと瞬間だけ(笑)生きかえる!)

 

予定では、帰宅先は実家なのだが

途中高速道路が大雨の為通行止めになってて

仕方なく、自宅へ1度帰り改めて

実家に帰省することとした

アラアラカシコ。

 

 

 

 

 

ライカの思い出

f:id:butterflytakaji:20200703103232j:image

(パナライカ45mm2.8マクロ)

 

イカを初めて手にしたのは、

撮影第二期目あたりの32〜35歳辺り

(1期目は子供の頃13〜16歳あたり、専ら写真撮るより金属の愛玩物として、次から次えと

親のスネをかじって弄ってた、笑)

選んだのは、当時の新しいモデルであるM6

それも、(ここが重要、笑)

チタンモデルの35/1.4ズミルクスセットver.

兎に角チタン(チタンカラーでも)!

チタンがちょー好きな男なのである

理由はしょうも無くて

イカ購入から遡る事、数年前

当時どうしてもロングアイアン(2.3.4番

がプレシジョンのスチールにしても

ホンマのカーボンに変えても

打点が甘く、偶に当たっても右に

フケ気味に飛んでしまう

新しモノ好きなミーハーなので

当時ジャンボ尾崎が広めたチタンシャフトに

変えると、2番はあまり変わらなかったけど

3.4番アイアンは見違える様な放物線を

描く様になった、それ以来

金属イコールチタンイコール大好きな男の

図式が出来あがった(笑

なので、金属の色も素材も

チタンカラー、チタンウェルカムなので

ある。

その名残は、オリンパスで言うと

EM5llリミテッドのチタンカラーを

半年待ってまで買った(笑

(フィルム時代ならニコンF3チタン、オリンパスのOM4チタンとOM3チタン2台など)

f:id:butterflytakaji:20200703103338j:image

(パナライカ45mm2.8マクロ)

 

で、ライカ M6であるが、レンジファインダー世代じゃないので、なにこれ珍百景状態

一眼レフで生まれて一眼レフで育った

僕としてはなんともまぁー???な

ファインダー。

当時の一眼の愛機はEOS1-nとkissとOM4ti

まぁ、話しのネタ的な購入なので

実戦はほぼ一眼レフが主

それでも、偶に撮ると目から鱗な事が一点

一眼の広角に比べて(同じ35mm)

すごくシャープな画が出てくる

まぁ、後年それは微ブレが無いと言う事

なわけだったのだけれど

あのライカのボディとレンズの大きさは

ブレ難いと言う事に買った当初は気づかず

また、第二期初期の

手持ち一眼写真がいかに微ブレてたか

と言う事に気づかず撮影してた。

その後何年かが経ち、清水の舞台から

飛び降りる心待ちで(そのパターンは数え切れないほどあるけどね、笑)

f:id:butterflytakaji:20200703103502j:image

(パナライカ200mm2.8)

2本目のライカレンズとして

ノクチルクス50mmF1.0を(第四世代ユーズド)

ローンにて買ったはいいけど

開放のポニョポニョ感に正直凹んだ

なので、超大口径で尚且つ開放そして

シャープな自分好みのレンズが登場するのは

ついぞ、最近までは現れてはくれなかった

f:id:butterflytakaji:20200703103556j:image

(パナライカ25mm1.4)

僕にとってライカとライカレンズは

撮影の道具と言うよりは

子供の頃のような、愛玩的若しくは、

モノのとして五感を擽るようなカメラで

深夜に触ると妙に落ち着いた(爆

ズミルクスも小さくて、まるで工芸品、

またノクチルクスは清らかな手水鉢の水面の如く

透明度の高い湖水のようなキヤノンサンニッパと共に

夜な夜な

第一面のコーティングを見つめていると

心地よい高揚感に包まれるという

変態的な行為をしていた事を、

今、また思いだす(爆

チャンチャン(笑

(で、現在ライカ一式あるわけもないので

爺さん連中は別物と言う(笑)

パナライカの画像をダイジェスト)

 

 

 

 

 

 

 

キヤノンEF70-200F4isタイプll

f:id:butterflytakaji:20200606171423j:image

 

中学生の頃のキャノンレンズは

スピゴットマウントと呼ばれる根本のリングを回して締めるNEW FDシリーズの前のFDレンズが主力レンズだった。

f:id:butterflytakaji:20200604113549j:image

子供だった僕の憧れは勿論サンニッパ

当時はFD300mm F2.8s.s.c

s.s.cとはコーティングの表記で

リーズナブルレンズはs.c(スペクトラコーティング)高級レンズにはs.s.c(スーパースペクトラコーティング)仕様だった

流石に溺愛されてる、バカ息子にも

サンニッパは買って貰えず(当たり前

手にしたのは17年後のフィルムEOS用

EF300mm2.8L(非isの初代)

サンニッパデビューを果たした。

f:id:butterflytakaji:20200604114053j:image

(EF180/3.5Lマクロ、EF300/4L is.キャンペーン中に購入したらフローライト原石が貰えた、3個もってるから後1本何買ったんだろ?)

 

特に子供心にインパクトがあったのは

300mmで F値が2.8と言う

大口径もそうだが、それよりも

フローライト(蛍石)を使用して

色収差補正しているという代物

そのフローライトの語感と言うか

蛍の石と言う摩訶不思議さと言うか

どうも子供心に強烈に染み込んでしまい

チタン万歳と同じく(笑

EDだろうがLDだろうが、

はたまたUDだろうが

ファーストはフローライト!になって

大人になっちゃったわけである。

で、フローライト=大砲ってな

わけでも無く余り人気の無かった

EF50-200L(非USM)

なんて言うリーズナブルな

ズームにも稀であるが使われていた

勿論買ってたが(が余り良いとは思わなかった)

 

で、いつのものごとく、前置きが長くなり

本レンズの初代モデルにもフローライトが

使われていて、もうそれだけで4というf値

不満はあるが絶対に購入するのは

分かってはいたが、予約、即!購入に至った(笑

初代(タイプ 1型非is)と

70-200F2.8のll型(その前には80-200/2.8→70-200/2.8 →70-200F2.8タイプllと移行)

の2本を所有していたが

使用頻度に関して、コンパクトなF4タイプ1の

出番が多く、2.8の方は防湿庫待機の方が長かった。

f:id:butterflytakaji:20200606171330j:image

f:id:butterflytakaji:20200606171340j:image

(本レンズにて初撮り6月5日)

 

昔から長く重いレンズは嫌いで

長い時間抱えてると、

段々撮るのが億劫な気持ちになってくる

若人時代、ジジイなり一層

オリンパスに変わってからも)

その性癖(笑)には拍車がかかり

前回のノクトンも早々と手離した(爆

ノクトンの場合どう練習してもMF故の

拡大→ピン山合わせ→デフォルト(構図確認

のルーティンが時間を消費し過ぎて

押したい時に押せないジレンマが募り、

(蝶だと飛ばれる確率が高い)

自分にとってのAFの恩恵と

アドバンテージは撮影の比重を

大きく占める事にまたまた気付かされた

で、70-200/4llであるが

f:id:butterflytakaji:20200606171237j:image

明日の事は分からない

自転車操業的逆わらしべ長者なので

即売却して、てロケ代に変わるか

新たなレンズにばけるかの二択

偶に生活費にも化けることもなきにしもあらず(笑

コムライトのアダプターにEM1llは勿論ビシバシAFが来る

以外だったのはキポンのアダプターにEM1無印でもAFがバシバシ来るところ

ハンドリングバランスも素晴らしく

ゴムローレット部分の花瓶みたいな括れも素敵

キレもボケもとっても良い!

撮影のテンポも良くなって(ノクトンと比べてでは無く純正レンズとアダプター装着系レンズとのテンポの相違点がないと言う意味合いで)

f:id:butterflytakaji:20200607221747j:image

(本日で撮影3日目、期待を裏切らない良いレンズ!自家製フードもやっと間に合う)