蝶撮影に於ける私的な広角マクロの実践
中望遠や望遠マクロレンズ、
はたまた、近年のレンズは撮影倍率も
高くて、マクロと銘打たない
スタンダードな望遠、超望遠も
マクロレンズ的な拡大率とシャープさで
蝶を撮影出来る良い時代に
で、蝶を撮り始めて
3〜5年あたりから
ポツリ、ポツリと感じてしまう
自身のワンパターン的なカタルシス(笑
ぶっちゃけ、
あまり考えずに蝶をドーン、
背景がストーン的な
望遠的画像一辺倒な蝶写真
時間が(飛ばれずにとどまってくれてる)
あれば、前ボケも足そう
角度に余裕があれば玉ボケも入れよう
となるけど
それでも、基本的には
変わり映えしない
望遠の絵面、若しくは接写の絵面
で、マンネリズムを打破する為に
誰しもが考えるのが
画角を広めて背景に環境を写し込む
広角的接写
しかしである
結構値の張る魚眼レンズを買って
直ぐに撮れるのかと言うと
現実は厳しくて
フィッシュアイレンズを
極める事なく、こりゃあダメだと
手放すのが現状なのではないだろうか
僕自身、魚眼でそこそこ撮れるまでに
2〜3年かかった様に思う
それも、泣きながら(笑)
チャンスのある無しに関わらず
魚眼縛り65%以上という苦行をして(笑
あと魚眼レンズの15mm.16mmは
フィルム時代から蝶の大きさと背景のバランスを考えた場合本当に間近(触覚が触れる位)
まで寄らないと良いバランスにならないから
僕も1.4xのテレコンを介して使っていた
背景の構図を完全に決めて撮る人以外は
後からクロップ(トリミング)しても
良いのだけれど、僕は背景決めるタイプだから
テレコン付ける派
(ミヤマカラスアゲハ: トキナー 10-17mm F3.5-4.5)
で、前回でも書いたけれど
近寄るのが苦手な場合、魚眼のハードルは
一層高く
寄れたかなと思っても蝶は豆粒
そこからあと一歩は詰めないと
背景とのバランスの調和まで
持って行けない。
で、近年自身の経験を顧みて
逆引き的に閃いたのは
イキナリ魚眼や、撮影倍率の高い広角じゃなく
標準マクロで撮ると言う事
撮影倍率にして、
最近接等倍を0.3〜0.5倍に引くと
結構背景も入るし、近付いて行く距離も
魚眼や広角レンズよりもマイルド、
価格もそこそこだし
なんといってもコンパクト!
まずは50〜60mmマクロ(フルサイズ換算)
で、やった後、少しハードル上げて
撮影倍率のそこそこ高い(マクロレンズに比べると低いが、僕的にはフルサイズ換算0.25倍以上アレば合格にしてる)
広角レンズにスイッチしてより広い(より近づく事になるけれど)背景を取り込んだ
広角マクロ画を極めて行く
レンズに関しては
結構、色々使ってたけど近年のマストアイテム
イレギュラーな使い方だけど
マウントアダプターを介してマイクロフォーサーズボディにつけて使用して換算16-30mm
望遠端15mm(換算30mm)の画質は
マクロレンズを凌駕するような高画質(四隅はそこまでじゃないけれど)
(LUMIX 8mm F3.5)
コンパクト!写りも大変良くてオリンパス の
プロ1.8より蝶の撮影には向いていると思う
(オリンパス 8mm F1.8pro)
タテハ以上はまぁ良いのだけれど
シジミチョウ等の小さくレンズ第一面に
触る程、寄る場合イマイチ描写が甘い
蝶以外だとプロレンズの名前に負けない
高性能レンズ、最初深度合成対応じゃなく
手放した後に対応、深度合成で使うと評価が
変わったかも、
作例画像用の蝶を探すもHDDに
埋もれすぎてて、面倒になり薄暮の画像で
(オリンパス 17mm F1.2pro)
自分の広角マクロ撮影の中では
最高の1本!兎に角、蝶撮影で1本だけで
無人島行きを済ますなら、コレしかない程の
お気に入り
(LUMIX 20mm 1.7)
開放はオリンパス F1.2と比べると
暗い方のこのレンズの方が甘い
(まあ、値段の違いが凄いから、笑)
それでも、充分使える
(ウスバシロ: パナソニック20mm F1.7)
(SIGMA 19mm F2.8)
値段の割に凄く良いレンズで
イットキずっと使っていたけど
大口径広角マクロをやり出して
近年余り出番が無い
(トキナー ATX10-17mmF3.5/4.5キヤノンEFマウント)
コレも魚眼ズームでまたまたイレギュラーな使い方
キャノンと違って広角端から結構キレる
けれどもこの所の大口径広角マクロ芸風により
出番は余り無い(笑