winter zoo
冬の動物園は
怠惰な毎日の中で
埋もれる自分にとって
物憂げでもありまた哀しげで、
束の間の気散じに手頃である
閉園前の閑散として
気温も下がる時間に巡ると
動物の体温を感じられる様な
気がしたり
少しだけセンチになったりと
乙女なキモいジジイには
そこそこ満喫できて
そこそこ運動も兼ねたレクと化す
まあ、撮影の為と言うよりは
動きの無い生活の中での
小さなアクションと
少しの戒めを兼ねた
ルーティンみたいなものかも知れない
(そもそも日々の撮影自体がコレに値するものだとは思うが)
考えすぎる撮影者の私は
檻の効果的な抱き合わせだの
生き物なんだからやはり
表情をストレートにとか
歩きながら目は
クロサイやキリンを
追いながら、頭の中は他愛もない
構成や主題をあれこれと弄り続ける
けれども、決して考えが収まるという事はないから、パラパラと気まぐれに
シャターを押して、久しぶりの
運動に悲鳴をあげる足腰を
庇いながら、誰もいなくなった
ゲートを後にする。
Zuiko300mmF4Pro
いつもの如く切れ味良く
パナのエリマリット200で慣れた
手首には、ほぼ同重量の本レンズも
バランス良くデュアルISの効きも
快適、動物園と超望遠とは
ありきたりではあるが
運動を兼ねた暇つぶし撮影には
最適だとは思う。
案の定翌朝は筋肉痛になった。